今回は、「5つのコアスキル」の3つめの「直感のスキル」についてお話します。 今までは、「質問する」「聴く」という行為に主眼を置いたスキルでしたが、 今回の「直感のスキル」は、コーチのスタンスの再認識としてお話します。 「直感」という言葉から、いわゆる根拠のない「カン」のようなものを 想像しがちですが、先入観や思い込みを取り除き、本質的な部分で相手を 捉えるということを意味しています。 これは、傾聴のスキルでお話しした自らのフィルターを取り除くということにも つながるのですが、コーチングの全般的なスタンスとして、「顕在意識」ではなく 「潜在意識」の部分にアプローチするということが大切だということなのです。 具体的には、コーチは相手の“答え”を考えたり、予測したりしないこと、 また、相手をリードするのではなく、フォローするというスタンスで 臨むということです。 実際には、コーチが潜在意識の部分で、相手の潜在意識に語りかけるような スキルのため、相当に訓練を要し、コーチングを生業とするわけでなければ、 マスターするには難しいと思いますが、このような姿勢が求められると言うことを 再確認いただければと思います。 次回は「自己管理のスキル」についてコメントいたします。 どうぞお楽しみに(@^^)/~~~