今回は、コーチングの質問のスキルの「肯定質問」についてお話しします。 「肯定質問」とは、否定的なことばを含まない質問です。 例えば、「どうすればできると思いますか?」「分かっていることは、どの ようなことですか?」のような質問です。 それに対して「どうしてできないのですか?」「何がわからないのですか?」 のような否定形になっている質問を「否定質問」といいます。 上の2つの質問を比べて、質問される側になって印象を想像してみてください。 否定的な部分に目を向けるより、肯定的な部分に目を向けたほうが、成果を あげられるための発想が生まれてくるように感じないでしょうか? 「肯定質問」は相手に前向きな意欲を与える効果がありますが、「否定質問」 は相手の望まない方向に意識を向けさせることになり、相手が必要としている “答え”を引き出す可能性を低くする恐れがあります。 Vol.53から質問のスキルの「拡大質問」「未来質問」「肯定質問」について 順にお話しいたしましたが、これらは相手から“気づき”や“答え”を 「引き出すための質問」でした。 次回からは、これら「引き出すための質問」を補完するような質問や注意点に ついてお話しします。 どうぞお楽しみに(@^^)/~~~