コーチングについて考える(2)
前回に続き、コーチングについてです。「コーチ」というとスポーツの世界を
連想されると思いますが、確かにスポーツの世界で生まれた発想のようです。

実績を残した選手がコーチとして、選手を指導することが多く、自ら体得した
技術やノウハウを「伝授」することが役割で、その場合、選手個々に適した
方法かどうかを考慮するよりも、自分にとって効果があった方法を一方的に
指導する傾向があったといえます。

タテ社会の人間関係の中で、選手と話し合う場も無いまま、上(コーチ・指導者)
から下(選手)へ「こう練習しろ」「フォームはこうだ」など指示をする。

指示される選手側は、「なぜそうすればよい結果が出るのか」を自分自身で
納得する機会が無く、自分で工夫しなくなり受身のスタンスとなってしまう。
結果的に、コーチが伝えたい核心の部分がつたわらない傾向があったようです。

このような傾向は、職場でもよく見かけられると思います。
次回もスポーツの事例を交えながら、コメントします。
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