タイルナビを開設した目的

弊社は、タイルメーカーの余剰在庫の解消と、少なくとも毎年30万m2(甲子園球場約20個分)とも言われるタイルの廃棄量の低減を目指し、建材市場に再び還元する流れを構築するための「TileLife」というWebサイトを2006年に開設いたしました。

たくさんの出品企業のご協力のもと、エコロジー意識の高まりやアウトレット品への注目などの社会的背景も追い風になり、Webサイトのアクセス数も大幅に増加し、4年の間に、アクセス数では大手企業のサイトとも引けを取らないレベルになりました。

また、アウトレットタイルの販売を通じ、タイルはその機能と意匠性の高さなどの潜在的なパワーをもっと引き出せる建材だと確信もしました。

一方、タイルの使用量は、1985年には約8000万㎡以上あった使用量が、2008年には4200万㎡程度まで半減し、先進国中、日本だけが現象の一途をたどっている現状です。

この状況をかんがみ、「TileLife」のタイルユーザーの集客力を有効に活かすため、かねてより計画しておりましたタイル専門の総合情報発信サイト『タイルナビ』を新しく開設いたします。

タイルナビ』では、タイルメーカー、問屋、工事店などの出展を募集し、“タイルの情報を入手したい”、“タイルを探したい”、 “近くのタイル業者を探したい”などのインターネットユーザーとマッチングの場を提供し、タイル業者の顧客開拓を強力にサポートします。

インターネットの普及で情報伝達のコストとスピードが激変し、従来の宣伝方法から大きく変わって来ています。良い商品や工事やサービスがあり、それを伝える努力を惜しまなければ、企業規模に関係なく飛躍できる時代になりました。

現状のように、各社で個別に情報発信するのではなく、タイル関連の企業が集まり切磋琢磨することで、より効果的な情報をユーザーに伝えられれば、その可能性はさらに広がります。

私たちは、家電などの消費財のインターネット販売の拡大と共に、タイルなどの生産財もインターネット市場で取引される時代を目前にし、建材の商流も新たな方向性を見出す必要があると考えております。

必然性があって生まれた既存のタイルルートの役割とインターネットを融合させ、新たな仕組みや商慣習を創り出すことに尽力して参ります。

インターネットという目の前に広がるチャンスと可能性を手に入れるため、タイルパワーの結集にご賛同いただければ幸いです。

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