「確認のスキル」について(2)
今回は、「5つのコアスキル」の「確認のスキル」を補足しておきます。

「確認のスキル」で相手の「目標」を明確にし、その自信も確認できた後は、
実際に行動に移せるかどうかだと思います。「やろうと思っても、
なかなかできない。」と言う経験は、誰にもあるのではないでしょうか?

その手助けをする意味で、以下のような段取りで相手の行動を促していきます。

(1)チャンクダウン
 目標が大きすぎる場合は、何から手をつけたらよいか、はっきりしていないと
 行動しにくいものです。「具体的には、どのようにしますか?」などの
 質問をして、徐々に漠然とした考えを細かく砕いていきます。

(2)レベリング
 細かくした目標や行動の中で、重要なもの、緊急性のあるものなど
 優先順位をつける作業です。

(3)スケジューリング
 つけた優先順位を確実にこなせるよう、行動をスケジュール化する質問をします。

人が行動する場合は、自然とこのような流れに基づいて、頭の中で考えを
巡らすのですが、いざ実際にそれらを明確にアウトプットするには、
実現できなかった時のことを心配して自然とあいまいになるものです。

そのため、多少しつこくなるぐらいに質問することが必要になるはずですが、
温和に、丁寧に、そして気長に、実践してください。

相手にもよりますが、たぶん1度にスケジューリングまで終わらない場合も
あるでしょう。スケジューリングしても、その通り進まない場合もあるでしょう。
その時、決して「何故できないのですか?」の質問はしないで欲しいのです。

以前お話しした4W2H(When、Who、What、Where、How、How much)
で考えること、「Why」の視点で質問をしないことを心がけるだけでも、
相手に接する態度が変わり、相手の態度も変わってくるはずです。

次回は、おなごり惜しいのですが、最終回となります。
どうぞお楽しみに(@^^)/~~~
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