前回は、人にうまく説明することの難しさについてでしたが、 今回もその続きでコメントさせいただきます。 人に説明するということは、会議などで行うプレゼンテーションと 必要な要素や目的は同じです。要するに、限られた時間内に、 如何に相手に多くの情報を伝え、納得してもらうかなのです。 マンツーマンで行う営業現場も一種のプレゼンテーションの 場だと思います。 売れる営業マンとそうでない営業マンの違いの1つに、 このプレゼンテーション技術の差があげられます。 プレゼンテーションと言うとパソコンとかOHPなどのツールのことだと 思われますが、確かに視覚に訴える有効な情報伝達手段として 大切な要素のひとつです。 しかし、それだけではありません。プレゼンテーションをする人間と 相手の信頼関係や、相手に提案する内容の魅力と価値も大切な要素なのです。 当たり前のようなことですが、この当たり前のことが準備できていないため、 いざ本番(=営業訪問)の時によい結果が得られないのです。 逆に言えば、きちんと準備ができていれば、成果を得やすい技術であり、 会社として取り組むべき課題だと考えます。人によって能力差の出る 話術に重点を置くよりは、効果的だと思います。 次回も、体験を踏まえて同じテーマでコメント致します。