今回は、「5つのコアスキル」の4つめの「自己管理のスキル」についてお話します。 「自己管理のスキル」とは、今までの「傾聴のスキル」に通じることですが、 コーチが相手をコーチングする際に、臨むべき態度の基礎となる、コーチの内面に 備えるべきスキルのことです。 相手から“答え”を引き出し、相手の自発的な成長を促すために、コーチには冷静な セルフコントロールを求められます。そのためには、コーチはまず自分自身の感情を コントロールする必要があります。 コーチも1人の人間である以上、気分の良い時もあれば、悪い時もあります。 そうした感情のアップ・ダウンは適切に処理をして、コーチングを行う場面に 持ち込まないことが重要となります。 コーチンングというと大げさな感じがしますが、上司が部下を指導する時に、 感情が前面に出て相手に接した場合などは、決して良い結果につながらないなど、 人間関係においては自然の摂理だと思います。 自分自身をコントロールできないのに、相手に“気づき”を与えるなど、 おこがましいと思いませんか? まず、そのことを認識することが大切だと思います。 次回は「確認のスキル」についてコメントいたします。 どうぞお楽しみに(@^^)/~~~